宅地建物取引主任者の難易度(2)

宅建は国家資格の中では比較的簡単な試験で独学でも十分可能」という意見をネット上ではよく目にしますから、最初は多くの受験生がその言葉を真に受けて独学で試験に挑戦します。しかし、そのほとんどが残念な結果となってしまいます。自分たちの身近には宅建に落ちたサラリーマン・学生・主婦・不動産関係者などがゴロゴロいるのに、ネット上ではなぜか自称「宅建に独学で合格した」という声が多いので不思議に感じるかもしれません。
しかしながらそのほとんどは同一人物の自作自演であり、本当に独学で合格した人でも司法試験・司法書士受験生や法学部卒などの民法学習経験者など一定の法律知識があり、かつ資格試験の勉強慣れしているごく一部の人たちに限られ、初学者から独学で何回も試験に挑戦して運良く合格しても苦節5年10年かかったなどという話はザラにあります。ですから、宅建の勉強を全くしたことがない人が「宅建は独学で十分合格できる」という根拠の無い言葉を鵜呑みにして、近所の本屋で参考書と問題集1冊ずつ買ってきてどうにかなると思っていたとしても、大抵の場合は途中で挫折するか、本試験で全く歯が立たずに玉砕し1年間を無駄にすることとなってしまいます。
実際宅建講座に通学した自分が受験してみて宅建は想像以上に難しい試験だと感じました。初学者は腰を据えて半年程度(仮に学習時間が毎日2時間ペースならば5ヶ月間、3ヶ月で合格を目指すならば毎日3時間以上かつ日曜8時間の学習ペースで)勉強しないと厳しいと思います。それくらい判断がつきにくい問題が多く、問題内容も高度化しています。この試験は決して民法を深追いせず難問は捨てて基本問題を確実に押さえ効率よく最低限のレベルまで勉強し、あとは他の宅建業法・法令上の制限・その他関連知識の暗記科目で落とさないことが重要です。民法などの法律学習経験者にとっては、宅建のためにわざわざ講座を利用するのは費用がかかって馬鹿馬鹿しいと感じる受験生もいるかもしれませんが、目的は独学そのものではなくあくまでも合格ですから、理解できない科目があれば素直に講座を利用したほうが賢明ですし、初学者ならばなおさら困難なので講座受講は難関試験合格のための必要経費だと割り切ってください。
資格専門校の通学講座で講義を受講し自習室を利用してトレーニング過去問集を解き、最後まで挫折せずに標準学習時間の300時間やり通したとしても、それでも合格できるかどうかの難易度ですが、あわよくば一発合格も可能です。

独学で目指す資格(4)-マイクロソフトオフィススペシャリスト


DVDでわかるWord2003 (DVD講座シリーズ)

DVDでわかるWord2003 (DVD講座シリーズ)

DVDでわかるExcel2003 (DVD講座シリーズ)

DVDでわかるExcel2003 (DVD講座シリーズ)

世界一わかりやすいWord

世界一わかりやすいWord

世界一わかりやすいExcel

世界一わかりやすいExcel

世界一わかりやすいWord & Excel 2003 (ブルーバックスピース)

世界一わかりやすいWord & Excel 2003 (ブルーバックスピース)

Microsoft Office Specialist問題集Microsoft Excel 2002 (よくわかるマスター)

Microsoft Office Specialist問題集Microsoft Excel 2002 (よくわかるマスター)

よくわかるマスター Microsoft Office Specialist問題集 Microsoft Office Excel 2003(FPT0438)

よくわかるマスター Microsoft Office Specialist問題集 Microsoft Office Excel 2003(FPT0438)

管理業務主任者の難易度

管理業務主任者(管業)は宅地建物取引主任者で学習した不動産関連法規の発展的な内容を取り扱う、宅建のマンション管理業界版資格です。法律に基づいた独占業務と設置義務がありマンション管理業界への就職が有利になります。不動産仲介でもマンション物件を取り扱う時に管業で学習したマンション管理の知識が実務上役立ちます。更に定年後の再就職ではマンション管理の法律知識があるということでマンション管理員として嘱託社員での就職にも大なり小なり有利になることでしょう。
宅建マンション管理士と比べると比較的合格しやすいと紹介されていることも多いですが、合格率は20%程度と宅建の17%よりは若干高い程度で受験者100人中80人が不合格になるという難関には変わりなく、また、試験開始当初の平成13年(2001年)度から比較すると、受験者数こそ年々減少しているものの、管業受験経験者や宅建合格者などのレベルの高い受験者が増加したことに加え、本試験での出題内容が平成18年(2006年)度以降難問化し、現在では宅建レベルに迫る急激な難化傾向であり、上位資格であるマンション管理士(標準学習時間500時間)とのレベル差が縮まってきていると考えられます。
管理業務主任者試験合格までの標準学習時間は300時間(管業講座受講で5〜6ヶ月)ですが、宅建学習経験者200時間(管業講座3〜4ヶ月)、宅建受験生150時間(宅建試験後管業講座1.5ヶ月間で運が良ければギリギリ合格可能)であり、不動産業界標準資格・宅建とのダブルライセンスで相乗効果が発揮できます。

http://stepup.yahoo.co.jp/school/shikaku/detail/007/00057/S07044/?bk=http%3A%2F%2Fstepup.yahoo.co.jp%2Fschool%2Fshikaku%2Fsearch%2F007%2F00057%2F
管理業務主任者の資格取得|BrushUP学び
http://www.fp-guide.jp/mankan/501/index.html
http://www.w-seminar.co.jp/mansion/taikenki/taikenki.html
http://realestate.yahoo.co.jp/docs/myhomeguide/04_78_01.html